たなかこういちの開発ノート

システム開発に携わる筆者が、あれこれアウトプットするブログ

ウー太くんとアイルちゃんの対話

ウー太くんは、アイルちゃんに対して次のように問いかけます。
 
「スケジュールとリソースとスコープについての計画が無ければ一体どうやってプロジェクトをマネージメントすることができるというんだい?」
 
アイルちゃんはウー太くんに対して、次のように答えます。
 
「いつまでも達成されない計画をマネージメントするよりも、着実に積み上がる実績のほうが価値があるでしょ。」
 
ウくん「君たちのいう実績とは一体何に対しての実績?計画なくして実績を測れないでしょう。」
 
アちゃん「実績とはビジネスへの貢献です。あなたたちは計画に対する進捗は測定しているようだけど、計画がビジネスに貢献しているのか評価して、さらにそれをフィードバックしているなんて話は聞いたことがない。」
 
ウくん「事前にROIを読むのは確かに難しいね。だからこその計画だ。君たちがビジネスへ貢献しているというのは結果論だよ。」
 
アちゃん「論点が違います。事前に見込みを読む話じゃないの。あなたたちが計画を達成したというとき、それがどれだけビジネスに貢献しているか、それ後からちゃんと診てるの?って聞いているの。」
 
ウくん「評価やフィードバックに足りない部分があるのは認めるとしても、ぼくらはそのために少なくともマネージメントしている。君たちのはよくて「ラッキー」だという話だよ。」
 
アイルちゃんはだんだんいらいらしてきました。「ラッキーなんかじゃないわ!日々高速PDCAを繰り返してるの!メンバーへのファシリテーションにどれほど苦労しているか知らないくせに!」
 
ウー太くんはとっくに呆れています。「だからその高速PDCAとやらが「いきあたりばったり」だって言ってるんだけどね。WBSでやるべきことをしっかり見える化しておけば、そんな属人的な対応に悩まされずに進められるのに。。」
 
◆以上