読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

たなかこういちの開発ノート

システム開発に携わる筆者が、あれこれアウトプットするブログ

境界付けられたコンテキストの階層的認識について

要約 境界付けられたコンテキストは、次のように階層的に認識すべきだろう。 (1) 複数のステークホルダー同士が一式の業務用語セットを共有している範囲としてのコンテキスト *一般に複数のサブドメイン横断的である。 (2) (1)のコンテキストと、サブドメイ…

参照系と更新系の非対称性について、追補

以前の記事を補足、あるいは主張を一部修正するものです。 〜・〜 サブジェクト指向とは? ある要求仕様のセットがあったとき、そこに仕様変更のライフサイクルに違いのあるサブセットが認められるならば、それらは、同一のデータ資源(=オブジェクト)に関…

業務プロセス全域をデザインするにおいて、境界付けられたコンテキストを如何に捉えるかという話

要約 エンタープライズ・システムでは、同じ用語でも、部門や担当が異なれば意味も異なっている、という状況は日常的です。各担当が各人のリアルとして見ている個々の"Fact"と、全ての担当の見解を統合的に説明できる“イデア”であり仮説である"Truth"には、…

ドメインとデータ、サブジェクトとオブジェクト、および、事実は常に事実であり、真実は常に仮説である、という話

先日参加の「PHPメンターズセミナー」には相当に触発されました。本記事はその勢いのままに書いたエントリーとなります。 ※下記記事もご参照ください。 →《PHPメンターズセミナーに参加してきました》 〜・〜 突然ですが、下図は、視点Aから見ると対象物は四…

「サブジェクト指向」について(私的実践DDD、その4)(2 of 2)

(※前回からの続きです。) サブジェクトにおいてリポジトリーと集約はいかなる構造を取るか? ここまでで次のような疑問を持たれた方もいらっしゃるでしょう。 『サブジェクトの捉え方は理解したとして、その場合集約やリポジトリーはどのように設計される…

「サブジェクト指向」について(私的実践DDD、その4)(1 of 2)

(※前回からの続きです。) 「サブジェクト指向」の考え方は、オブジェクト指向分析・設計における「関心の分離」に関わる一つの方策として古くから提唱されているものです。人によって多少ニュアンスに違いがありますが、私はおおよそ下記記事が説明すると…

要件から設計する行為を、「Object」、「Subject」、「Attribute」、「Projection」で説明してみる

(Domain's) Objectとは? 業務プロセスに対する要求・要件の分析観点で抽出される、業務上のひとつの“管理対象”を認識したものを「(Domain's) Object」と、ここでは称することとします。「業務上のひとつの“管理対象”」とは、、業務プロセス内にひとつの部分…