たなかこういちの開発ノート

システム開発に携わる筆者が、あれこれアウトプットするブログ

2017-01-01から1年間の記事一覧

J. Coplien氏による「Lean Architecture / DCI Evening」に参加してきました

J. Coplien氏、および奥様のGertrud Bjørnvig氏による、こちらの講演に参加してきました。PHPメンターズの久保氏、杉本氏他の皆様は、以前よりCoplien氏と交流(※ぃぇ、こ←れだけじゃないですが。。)があって、機会あって今回の開催に至ったとのことです。 …

DSLは“超高級言語”(DSLなどについて整理するメモ、その2)

以前の記事で、DSL(Domain Specific Language)の仕組みの在り方のバリエーションを整理してみた。今回は、DSLの成立過程についての私の見立てを記す。なお、本記事中で単に「DSL」と云った場合、「外部DSL」を意味する。 ◇ プログラミング言語高級化の流れ…

Intentional ProgrammingとIntentional Software社についてメモ

(この記事執筆時点からだいぶ前になるが、)PHPメンターズな方面の方々のツイート等を見ていて、「Intentional Programming」なる用語を知った。 Wikipedia, "Intentional Programming": https://en.wikipedia.org/wiki/Intentional_programming Wikipedia…

スターバックス社エンジニアリング・ディレクター Jamie Allen氏の講演備忘録、およびつらつら思うこと(および現金払いだと"One More Coffee"が150円になる話)

過日、株式会社セプテーニ・オリジナルさま主催の「新宿 Geek Lounge#2 Scala Meetup」に参加いたしました。 元Typesafe/Lightbend社Akkaエンジニア、現スターバックス社でディレクターをされているJamie Allen氏が、日本向けRewards Program(ある種のポイ…

データ制約に統一され得る、型、契約、バリデーション

◆まとめ◆ プログラミング言語では「型」がドメインモデルを表現する重要ツールである。一方、モデリング観点からはデータ値に対する制約こそがある意味本質で、(主にNominal Subtypingが想定されるところの)型も制約の一手段なのだと気付く。 制約一般を型…

國分功一郎著、「中動態の世界 意思と責任の考古学」を読んでみた

「中動態の世界 意思と責任の考古学」、 國分功一郎著、医学書院 「おすすめ本」紹介サイトHONZで紹介されていた同書に興味を持って読んでみた。 〜・〜 現代の印欧語は、能動態-受動態のパースペクティブに支配されている。ところが古代ギリシャ以前には、…

サロゲート単独主キー vs 複合主キー問題、復習編

こちらの会に参加いたしました。 「単独主キー主義」の是非を問う<超高速開発コミュニティ&第57回IT勉強宴会in東京> ※“予習編”の記事もご覧ください。 ◇ 懇親会含め活発に意見交換がなされ、いわゆる“学びしかなかった”会となりました。 このテーマ立ては…

サロゲート単独主キー vs 複合主キーの話、予習編

6月28日開催の下記のイベントに参加させていただく予定です。 「単独主キー主義」の是非を問う<超高速開発コミュニティ&第57回IT勉強宴会in東京> * 開催の経緯としては、まずは、渡辺幸三氏の以下の記事があって、 「単独主キー専用環境」と賢くつきあう…