たなかこういちの開発ノート

システム開発に携わる筆者が、あれこれアウトプットするブログ

「2025年問題」についてまとめ

2025年問題とは?
 
一つは、SAPの旧世代ERPのサポート期限が2025年である、という問題。
 
- "SAPサポート期限「2025年問題」とは?", リアルテック社ブログ, 2018/11/28:
*「SAP 2025年問題」のアウトラインがわかる
 
- "SAPに聞いた「2025年保守切れ問題」、S/4HANAへ移行する選択肢には何があるのか", ビジネス+IT, 2018/8/17:
*SAPへのインタビューとSAP提供のシステム構成図
 
SAP 2025年問題に呼応してか、経済産業省より発行された有名な「DXレポート」では「2025年の崖」という用語が登場している。
 
- "DXレポート ~ITシステム「2025年の崖」克服とDXの本格的な展開~", 経済産業省, 2019/3/5:
 
非常に粗く言えば、「レガシーに対するツギハギでは2025年ごろに"技術的負債"で破綻する。2025年ごろまでにデジタルトランスフォーメーションを達成しなければならない。」という提言である。
 
- "日本のDX、「2025年の崖」からの回避", NRI, 2019/5:
*提言について、NRI社による経産省担当氏へのインタビュー対談
 
このような「2025年問題」を如何に咀嚼できるのか。
 
- "SAP2025年問題が投げかけたのは、システムではなく経営哲学そのもの", ジャスミンソフト日記, 2019/8/19:
*ユーザー企業、ベンダー企業とも、経営哲学として「デジタルテクノロジー(SoE)」と「自社システム(SoR)」の有り様を示すべき、漂流していては従業員も顧客も離れていく、という論
 
- "「2025年の崖」が教えてくれた「工数ビジネスはまだ安泰」の理由", ネットコマース社ブログ, 2018/10/28
*逆にある意味「人月仕事への需要」がまだしばらく見込めることの裏返しか?
 
B2B SaaSの立場から見ると?
 
「デジタル・トランスフォーメーション」への機運については、B2B SaaS事業者こそ最も中核的にそれを担える立ち位置にあると期待されるのであろう。
 
SAPと経産省レポートによって注目された2025年というイベントイヤーに、その広がりが自社のターゲットにおいて定量的にどれ程となるかは棚上げしつつも、単純にマーケット上の一つの具体的な機会なのだとは認識しておいてよいだろう。
 
◆以上