たなかこういちの開発ノート

システム開発に携わる筆者が、あれこれアウトプットするブログ

データ制約に統一され得る、型、契約、バリデーション

◆まとめ◆ プログラミング言語では「型」がドメインモデルを表現する重要ツールである。一方、モデリング観点からはデータ値に対する制約こそがある意味本質で、(主にNominal Subtypingが想定されるところの)型も制約の一手段なのだと気付く。 制約一般を型…

國分功一郎著、「中動態の世界 意思と責任の考古学」を読んでみた

「中動態の世界 意思と責任の考古学」、 國分功一郎著、医学書院 「おすすめ本」紹介サイトHONZで紹介されていた同書に興味を持って読んでみた。 〜・〜 現代の印欧語は、能動態-受動態のパースペクティブに支配されている。ところが古代ギリシャ以前には、…

サロゲート単独主キー vs 複合主キー問題、復習編

こちらの会に参加いたしました。 「単独主キー主義」の是非を問う<超高速開発コミュニティ&第57回IT勉強宴会in東京> ※“予習編”の記事もご覧ください。 ◇ 懇親会含め活発に意見交換がなされ、いわゆる“学びしかなかった”会となりました。 このテーマ立ては…

サロゲート単独主キー vs 複合主キーの話、予習編

6月28日開催の下記のイベントに参加させていただく予定です。 「単独主キー主義」の是非を問う<超高速開発コミュニティ&第57回IT勉強宴会in東京> * 開催の経緯としては、まずは、渡辺幸三氏の以下の記事があって、 「単独主キー専用環境」と賢くつきあう…

DDDと目的-目標-手段に関するポエム^H^H^Hエッセイ

DDD

DDDは、カオスの辺縁を追求するような作業であって、「明らかに誤り」というのはわかっても、「十分に成功した」かどうかは常にわかりにくいのだと思う。 DDDの実践は実際には古くて、自分の観測範囲としては、2000年ごろには、オブジェクト指向の行き着く先…

境界付けられたコンテキストの階層的認識について

要約 境界付けられたコンテキストは、次のように階層的に認識すべきだろう。 (1) 複数のステークホルダー同士が一式の業務用語セットを共有している範囲としてのコンテキスト *一般に複数のサブドメイン横断的である。 (2) (1)のコンテキストと、サブドメイ…

モデル駆動、DSL、自動生成、などについて整理するメモ、その1

モデル駆動の実現方式には、「内部DSL式」か「外部DSL式」かの選択と、「インタープリター式」か「コンパイラー式」かの選択があると考える。 内部DSL 「内部DSL式」では、ホストとなるプログラミング言語と同じレベルでモデル記述する。Javaだったらアノー…

参照系と更新系の非対称性について、追補

以前の記事を補足、あるいは主張を一部修正するものです。 〜・〜 サブジェクト指向とは? ある要求仕様のセットがあったとき、そこに仕様変更のライフサイクルに違いのあるサブセットが認められるならば、それらは、同一のデータ資源(=オブジェクト)に関…

「DDD座談会」に参加してきました

6月5日に開催された、かとじゅん氏(Twitter:@j5ik2o)主催の「DDD座談会」に参加してきました。 後半戦、アルコール後は、文字通りの座談会となり、大いに盛り上がりました。 #dddzk 盛り上がってきたww pic.twitter.com/Ytgj21us5G— なおぴ! (@naopi) 201…

業務プロセス全域をデザインするにおいて、境界付けられたコンテキストを如何に捉えるかという話

要約 エンタープライズ・システムでは、同じ用語でも、部門や担当が異なれば意味も異なっている、という状況は日常的です。各担当が各人のリアルとして見ている個々の"Fact"と、全ての担当の見解を統合的に説明できる“イデア”であり仮説である"Truth"には、…